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被爆体験について 
深堀 寛治(ふかほり かんじ) 
性別 男性  被爆時年齢 12歳 
被爆地(被爆区分) 長崎(直接被爆)  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 

暑い晴天の日でした。九日十一時頃に警戒警報から空襲警報に変り間もなく空襲警報は解除された後、僕は軒下に座っていた時、左上空高く銀翼を見て友軍機と思っていた時急にエンジン音が大きくなり次の瞬間体を鞕で打たれた様な強い閃光に打たれアッと思う間もなく轟音と爆風で家の下敷になっていました。

必死の思いでガレキを起し表に出た所、市街地は火の海で逃げようと思い少し行った左側側溝で僕の名呼ぶ声に見ると耳も鼻も焼け溶け丸く赤身で目玉だけ開け水、水と言っただれかと呆然としてた時、持ち上げていた、首が折れた様に頭からバッタリと横になりました。同級生と思いますが今だに判りません。 

そして防空壕に行く道路に大ぜいの人が死んで道を塞いでいました。僕は火傷がひどく防空壕で一夜明けたら顔がはれ、右目から塞がり片目が見えず、はれのため口も開かず麦藁で水を飲む半死の状態が続き意識がなく危険だったと聞いて居ります。

防空壕に行く途中黒い雨にも逢いました。パラパラ少しですけど。

 

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