高松市は、1945(昭和20)年7月4日未明に空襲を受け、市街地の約8割が焦土化し、多くの尊い生命と財産が失われました。しかしながら、戦後の時の経過とともに、高松空襲などの戦争体験の風化が進み、貴重な遺品などの資料も散逸し、戦争を知らない世代が市民の大半を占めるようになりました。
こうした中で、高松空襲などにおける市民の体験に基づき、戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えるとともに、平和を願う市民の心を永久に継承していくべきであるとの機運が高まりました。1990(平成2)年3月13日、15万6818人の市民による署名の誓願が高松市議会へ提出され、その請願は、全会派一致で採択されました。そして、市民と行政が一体となり、貴重な資料の寄贈を受け、先人が築かれた今日の平和、そして恒久の平和を記念する「平和記念室」が、戦後また高松空襲後50年という大きな節目の年に設置されました。
展示物等は、別冊資料のとおり
実物大の人形とサウンドドラマによる心像展示 | 3か所 |
映像モニター | 5か所 |
マジックビジョン | 2か所 |
実物資料 | 170か所 |
レプリカ(戦争中の食事、焼夷弾、青い目の人形) | 3点 |
写真 | 89点 |
グラフ・図表 | 43点 |
香川県高松市松島町一丁目15番1号
電話:087-833-7728 FAX:087-833-7724
ホームページ: https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/18976.html
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