国立広島・長崎原爆死没者追悼平和祈念館 平和情報ネットワーク GLOBAL NETWORK JapaneaseEnglish
HOME 体験記 証言映像 朗読音声 放射線Q&A

HOME体験記をさがす(検索画面へ)体験記を選ぶ(検索結果一覧へ)/体験記を読む

体験記を読む
被爆七十五年の平和式典 
梅宮 玉枝(うめみや たまえ) 
性別 女性  被爆時年齢  
被爆地(被爆区分) 広島  執筆年 2020年 
被爆場所  
被爆時職業  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 

 
                                        千葉県野田市 梅宮 玉枝
七十五年の節目の原爆記念日、八月六日の広島と八月九日の長崎の式典を自宅のテレビで見たのは初めてのことだった。

今までは千葉県代表として派遣され広島市主催の平和会議で学び、他県の方と意見交換などの交流会に参加した。昨年は私が所属する広島の団体からの推薦で市民代表献花者の一人として原爆死没者慰霊碑の前で、多くの犠牲者に対し安らかに眠ってほしいと心から願い献花する機会に恵まれた。これは七十六年の私の人生で大切な思い出でもあります。暑い夏に広島長崎まで行けることが健康なんだと自信もあった。七十五年の今年も当然参列するつもりで計画をしていたが、世界的な大流行の新型コロナウィルス感染予防のため両市とも参列者席を減らされ、招待客以外は入場できないことになった。

白い大きなテントの中はテレビ画面によるとソーシャルデスタンスを厳守される主催者の志向で、椅子は離して並べ全員がマスク着用姿がうかがえる。手の消毒用スプレーを持った中腰の職員が忙しく動きまわる様子から、新型コロナの恐怖を知りつつも多くの犠牲者の慰霊をしたい気持が勝っていたからこそ実現した平和式典だった。

来年はコロナ禍も終息し、心おだやかに参列したいと夢みています。今日から体力維持に努めなくては。 

HOME体験記をさがす(検索画面へ)体験記を選ぶ(検索結果一覧へ)/体験記を読む

※広島・長崎の祈念館では、ホームページ掲載分を含め多くの被爆体験記をご覧になれます。
※これらのコンテンツは定期的に更新いたします。
▲ページ先頭へ
HOMEに戻る
Copyright(c)国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
Copyright(c)国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
当ホームページに掲載されている写真や文章等の無断転載・無断転用は禁止します。
初めての方へ個人情報保護方針