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被爆体験について 
田 靖子(かただ やすこ) 
性別 女性  被爆時年齢 5歳 
被爆地(被爆区分) 広島(入市被爆)  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業 乳幼児  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
 
私は5才の時、原爆が投下された翌日広島に入り母や弟と市内を歩きました。 

東京に住んでいたのですが戦争がひどくなるので、母の田舎、天草へ行くことになりました。行く途中広島に原爆が投下されたので汽車が止ってしまいました。ひとつ手前の駅だったので、1晩そこに泊り、つぎの日入市しました。

私はあまりおぼえていないのですが川を渡ったりドームの所でおにぎりを食べたりしたことは少しおぼえていますが、その他のことはあまりおぼえていません。

母からよく話を聞きましたが「あれは地獄だ、原爆は絶対使ってほしくない」と云ってました。

田舎の祖父は医者で私たちが、その時下痢をすると「これは他に原因がありそうだ」と云っていたそうです。

母はその後入退院をくり返し、手術も2回ほどしました。77才で亡くなりましたが脳内出血であっという間でした。戦争をくりかえすな、原爆反対子どもたちの未来のためにも、このことは守りつづけていきたいと思います。 

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