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被爆体験について 
白井 宗吉(しらい そうきち) 
性別 男性  被爆時年齢 28歳 
被爆地(被爆区分) 広島(直接被爆)  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 

 
前日(5日)は隣組の皆さんと一緒に家屋疎開作業に動員。その労働の疲れがでたため6日は自宅に待機した。

家は爆心から約1.9Kmの所に位置していた。その朝2階に寝せていた生後2ケ月の赤ん坊があまり泣くので2人で2階に上がってあやしていたとき突然ピカッとものすごい大音響とも衝撃ともつかぬショックを受け身体がすーと落下するのを感じた。

何が起ったのかわけがわからなかったがはっと気がつくと2階の床が抜けて妻息子3人とも1階の床下に落下していた。驚いた事に周囲の家はメッチャメッチャに破壊され跡形もありません。市内電車は倒れいたる所で人馬が倒れていた。空襲警報もなしに突然襲った爆撃に誰もがどうしてよいかわからない様子でした。皆衣服はぼろぼろでうす汚れていた。市の中心部の方角では火の海になっていた。

私等も避難場所に指定された御幸橋西詰に避難した。翌7日早朝から自宅は全焼した。
  

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