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被爆体験について 
工藤 朱実(くどう あけみ) 
性別 女性  被爆時年齢 5歳 
被爆地(被爆区分) 広島  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業 乳幼児  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
姉が学校に行くのを見送った後、道路で、友達と遊ぼうとしていた時、太陽のように大きく、濃いピンク色をした物を空に見た。ピカッ、びっくりして家に急いで帰り、その後、空に大きなきの子雲があったのを、母と妹と一緒にみた記おくが、いまでもありありと残っています。

その後竹やぶににげたのですが、やけどをした人達が沢山沢山、にげてきて、水をくれ水をくれといい、ダッシ綿に水をふくませたのを口にあててもらうと、すぐに死んでしまって、水をあげない方がいいのではないかと、誰かがいっていた様な状態でした。とにかく、恐ろしくて、大変なことだということは、子供心にも感じていました。

亡くなられた方が沢山いたので、死体は川原に積みあげて焼いていたのが恐ろしくて、現在でも目に焼きついております。

その後、身体の調子が悪く、下りをして、いつもゴロゴロ、横になって元気がなかったそうです。
  

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