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被爆体験について 
広岡 恭子(ひろおか きょうこ) 
性別 女性  被爆時年齢 12歳 
被爆地(被爆区分) 広島(直接被爆)  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業 児童 
被爆時所属 草津国民学校 6年生 
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
当時、宮島線高須に住んでいました。

夏休みと云うのに登校しており、草津小学校六年生でした。登校途中ピカッとし、顔が熱くなりました。帰宅してみると、着ていた洋服の花柄の黒い部分だけ穴があいていました。

家はガラスは一枚もなく、床の間には、爆風で一かかえもある大きな石が、壁をつき破って、入っていました。

やがて町の方から、裸のヤケドした人達が、線路づたいに歩いて逃れて来ましたが、力つきて、我家の縁の下にもぐり込んでは、水、水、と云って死んで行きました。又家の前の畠では、沢山の死体を焼いたのをおぼえております。

私達家族の者は、その日の夕方、中心の方に様子を見に行き、何もない現場を目のあたりにしました。 

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