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被爆体験について 
寺沢 茂(てらさわ しげる) 
性別 男性  被爆時年齢 18歳 
被爆地(被爆区分) 広島(入市被爆)  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
私は投下時、江田島幸の浦におりました。三時間後、救援のため宇品から市内に入り、重傷者救援。そして、遺体の火葬の仕事は八月一四日までやりました。その間、悲惨な状況をつぶさにこの目でたしかめました。

実は現在まですでに五〇年、今でも心残りのことがひとつあります。わたしたちが火葬にする折、書きのこした犠牲者の住所、氏名(もちろん不明の方もたくさんありましたが)のメモ類が、可能な限り探したのですが全く見つかりません。わたしたちと同じ仕事を命ぜられてやった方がかなり多くいたはずなのに、見当らないのです。わたしは戦後、歴史学を学び、ずっと教師をしてきているのですが(現在も非常勤で)、実証的な立場からも努力したのですが、残念です。したがって、広島で果して何人の方々が犠牲になられたのか、今もって確定できないでいるではありませんか。

わたしは現在、とくに学校関係の方々から依頼をうけ、原爆の悲惨な実態をお話させていただいています。少しでも、平和のためにお役に立てばというきもちからです。 

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