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ゆく日 
山本 紀代子(やまもと きよこ) 
性別 女性  被爆時年齢  
被爆地(被爆区分) 広島  執筆年 1954年 
被爆場所  
被爆時職業  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
故 山本真澄の母 山本紀代子

生命とも思ひ守りし吾が男の子原爆死せしうらみは消えず

十年の月日はすでに近づくを忘れはつべき日はも来ざりき

歎異鈔今日もひらきて読みゆけど心にふれて来ぬは何故

得々と歌を作りてよしとせし事も恥ぢらる今に思へば

私の時間といふは何時ならむ逃避もしたき今日の心に

声低め夫と話すを子はさとく何の話かしつているといふ

勤務上の苦悩もあらむに一言も言ひ給はねば聞く事もなし


【原文中には、ジェンダー、職業、境遇、人種、民族、心身の状態などに関して、不適切な表現が使われていることがありますが、昭和二十九年(一九五四年)に書かれた貴重な資料であるため、時代背景を理解していただくという観点から、原文を尊重しそのまま掲載しています。】 

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