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未来への伝言 被爆の体験と証言 
重田 政江(しげた まさえ) 
性別 女性  被爆時年齢 15歳 
被爆地(被爆区分) 広島(入市被爆)  執筆年  
被爆場所  
被爆時職業 生徒・学生 
被爆時所属 軍事保護院傷痍軍人広島療養所附属看護婦養成所 
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
原爆投下時にいた場所と状況
傷痍軍人国立広島療養所
看護女子校養成所勤務

一 ぜひ伝えておきたい、あの時の光景や出来事(あの日)
昭和二十年八月六日朝八時頃ピカと光ったと思ったとたん、しばらくして私達病院に原ばく患者さんが入院、こげくさいにおい、其の後七日には朝から広島市内を救護はんの為トラックにのり、あちこちをかけ廻り焼けながら坐って居る人や又広島駅前には死体が一杯並べてあり、川には兵隊さんが軍服姿で水をのみふくれてういて居る状態、海田市小学校内等に収養中の患者さんはこげくさく一皮むくと、うじ虫がうじうじして今だにそのにをいは鼻に付いて居る様です。二度とあの様なせんそうは後生に残したくありません。平和であってほしい物です。

二 被爆後の病気や生活や心の苦しみ(戦後)
高血圧症等があり、今后腎ぞう等が悪化しなければ良いが等心配して居ります。
 
主人も現在腎不全の為透析を実施して居りますので色々と心配です。

三 今、被爆者としての生き方と、訴えたいしてこと(現在)
現在の社会はあまりにもみだれ過ぎて、早く云へば老人を食い物にして居る。
 
私達が重病人になった時はどの様になるか不安で一杯です。(老人)
 
特に厚生省はひどいと思います。(役人) 

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