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被爆体験について 
鈴木 容子(すずき ようこ) 
性別 女性  被爆時年齢 9歳 
被爆地(被爆区分) 広島  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業 児童 
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
悲しいかな、被爆者のレッテルを貼られて生かされる事となって五〇年の年月を隠して過ごした日々。今何にも遠慮せず物が言える様になってさて何を語ろうかと思った時、人間不信に落ち入っている自分です。戦争は戦闘員同士が行いたまたま巻きぞえをくう市民がある事も仕方がないと思っていましたが、非戦闘員ばかりの市民に一度に大量殺戮される事が解って、落下した原子爆弾が戦争ルールに違反する事が誰れが考えても解る事です。それを何とか正当化させ様とするアメリカ国民一人一人に、あなたが私の立場に立ってもそう言いますか?と聞きたい。個人主義の国。自分がその立場に立てばたちまち「ノー」自分さえ良ければ人の事など考えない。全部とは言いませんが良心的な考えはひとにぎり、戦争を起すのもひとにぎりの人間。

悲しいのは被爆国である日本の国会議員の無能振りにかぎりない怒りを感じます。優柔不断で他の国からの力で動くなさけない集団がトップでは、この先の日本は無能国のレッテルを貼られても仕方ない。恥も誇りもなくした人間を作り出す教育のしくみをもう一度考えなをし、戦前の教育の良い所を見なをしをしてみてはいかがなものでしょうか。道徳に力を入れて人の痛みのわかる人作りをしていただきたいと痛切に思います。

これ以上被爆者を出さない様、核そのものをこの世から無くする事を願うと同時に、現在、核兵器を持つ全部の国に危険負担金として、国家予算に軍備費と同額を地球破壊責任費として組み入れさせる。どうしても核実験を行うと言うのなら自国でやる。これしか言い様がない。地球が物を言うとしたら「人間はいらない」と言うのではないですか・・・・
  

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