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被爆体験について 
福嶋 政男(ふくしま まさお) 
性別 男性  被爆時年齢 17歳 
被爆地(被爆区分) 広島(入市被爆)  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
電信電話復旧の為、昭和二〇年八月六日広島市に入市しました。人命救助のため、被災者を白島の逓信省に運び応急手当の手伝を夜を通じて行い、その翌日、被災者の食事をするため食器が無いので、広島市全域をアルミのベントウ箱等の回収に出かけました。

人、人の波(救助等の人で)その時、タカノ橋附近で数人の人が虫の息で、水を呉れ、どこか陰に入れて呉れと、小さいカスかな声で聞えるのを附近の人が見つけていました。その廻りには、焼け野原で何もない状態。そのうち誰かが水とトタンを持ってきて、それをカブせたところこんどは、暑い暑いと云って、とうとう息が切れた様子。そのとき、どこか木陰に運んであげたらと思ったのが、今でも頭から離れません。

平和な今が一番幸福です。どうか、戦争のない核のない世界が出来るよう願う者の一人です。
  

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