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被爆体験について 
妹尾 隆夫(せのお たかお) 
性別 男性  被爆時年齢 20歳 
被爆地(被爆区分) 広島(直接被爆)  執筆年 1995年 
被爆場所 広島赤十字病院(広島市千田町一丁目[現:広島市中区千田町一丁目])-電車 
被爆時職業  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
爆心地より二キロメートルの地点日赤病院前市内電車内で突然ピカドンに見舞われ直後車内は暗黒につつまれ、パニック状態。窓からはいずり出て、路上へ。一〇分ぐらい経過したか、明るくなりだし、しかもしばらく放心状態。周りは民家ペチャンコ、助けを求める声、血まみれの女、子どもの姿、土べいの下敷になりうめき声はする。どうすることもできず風下へにげる。中心部は黒煙があがっていた。河口地帯も、ピンクのブタの如く火傷でのたうち、水をくださいのうめき声。夕方までたたずんでいた。その間の状況は余り覚えていない。

どこをどう歩いたも覚えず、東へ移動。海田駅で、夜八時ごろ、出発の汽車にのり、岡山駅へ朝、投下後はじめての到着らしく、岡山では特殊爆弾が広島へ投下されたウワサがあった。

何日目かに実家の母と大学病院で、白血球異常減少で、母よりの輸血をうけた。小さな切傷も一ヶ月も化膿して治らなかった。
  

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