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被爆について思うこと 
関屋 勉(せきや つとむ) 
性別 男性  被爆時年齢 13歳 
被爆地(被爆区分) 広島  執筆年 2005年 
被爆場所  
被爆時職業 児童 
被爆時所属 国民学校6年生 
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
小学六年生だった。父が八月一五日死んだ。悲しかった。四二才でした。被爆の事は考えたくない。六〇年間つらく生きている。今は病気になった。母も死んだ。三〇年前に。弟も母の胎内被爆五九才で死んだ。昨年。今は何んにも信じられない事ばかり。家族に苦労かけています。病気になり被爆のためと思う。国は何にを考えているかと思った時悲しいです。私の幸は小学校時代でした。其の後は不幸です。今は被爆の事は語りたくない気持ちです。

目の前でのピカッと光るあの時は忘れられず今でも時には夢を見てびっくりする時もある。小学校時代の友人はみんな死んでしまったのです。たまたま私はカゼのため休校した日でした。クラス全員そんな淋しい時代でした。

八月一五日はくやしい日なのです。悲しい日です。あれから六〇年も過ぎ忘れられようとしている。若者にも分ってほしい。
  

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