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被爆体験について 
佐久間 甫(さくま はじめ) 
性別 男性  被爆時年齢 16歳 
被爆地(被爆区分) 広島(入市被爆)  執筆年 1995年 
被爆場所  
被爆時職業  
被爆時所属  
所蔵館 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 
広島は世界で最初に原爆をうけた都市です。放射能の何たるかを知らず、それまでの空襲と同一視して投下一〇日目から市内をさまよい歩き、親戚を探し回ったのは今にして思えば慄然とします。

我が家の焼け跡に白く転っていた湯呑茶碗。中にいた人々は直爆で即死に近かったと思いますが、探し廻っても遺骨も見出せませんでした。

シャツの模様が皮膚にくっきりとついて疎開先に逃げ帰ってきた人。その人も間もなく幽明境を異にしてゆきました。私も朝起きると枕に当時の坊主頭の短い毛髪が散っており、僕もダメかななどと思ったりしていました。若さのせいでしょうか、幸いにして一命をとりとめたのは神に感謝すべきことと思います。

フランス、中国の核実験が行われています。これらの国とは日本は、少くとも広島、長崎市は絶縁すべきと思います。
  

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